グレミオが南米王者に輝く=監督レナト・ガウーショ、的確采配光る - サッカー魂

グレミオが南米王者に輝く=監督レナト・ガウーショ、的確采配光る

グレミオが南米王者に輝く=監督レナト・ガウーショの的確采配光る 12/1(金) 1:55配信 ニッケイ新聞 グレミオが南米王者に輝く=監督レナト・ガウーショの的確采配光る チームを3度目の南米王者に導き、胴上げされるレナト・ガウーショ監督 グレミオ、3度目の南米大陸制覇 サッカーのクラブチーム南米王者を決める、リベルタドーレス杯の決勝第2試合、ラヌース対グレミオ戦が、11月29日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレス近郊のラヌース市で行われ、一週間前の第1試合を1―0で制していたグレミオが2―1で再び勝利し、1995年以来22年ぶり、3度目の南米大陸王者に輝いた。
 グレミオはブラジル南部のポルト・アレグレ市を本拠とし、過去のリベルタドーレス杯では4度の決勝進出と、2度の優勝経験を持っていた。10年前の決勝進出時はラヌースと同じアルゼンチンのボカ・ジュニオルス相手に苦杯を舐めたが、今回は雪辱を果たした。
 3度の優勝は、サンパウロ(92、93、05年)、サントス(62、63、11年)に並ぶ、ブラジルチームとしては最多タイ記録だ。 初戦のリードを活かし、落ち着いた試合運びで2戦目も勝利アルゼンチンまで駆けつけたグレミスタ5千人の応援を受けての決勝第2試合は、グレミオの試合巧者ぶりが光った。初戦で1点リードを奪っていても消極的にならず、序盤から互角の攻め合いを展開、前半27分にはフェルナンジーニョ、同41分にはルアンが相手のミスをついて得点。前半を2―0(通算スコア3―0)で折り返した。
 ラヌースは準決勝で、アルゼンチンの強豪リーベル・プレート相手に通算スコア0―3とリードされてから4点を奪う大逆転劇を演じており、「油断大敵」との声が中継のブラジルTV局からも上がっていたが、グレミオは後半も落ち着いて試合をコントロール。ラヌースの反撃を後半27分のPKによる1点だけにとどめ、この試合を2―1、通算スコア3―1で勝利した。 今ブラジルでもっともメディア受けする男 監督のレナト・ガウーショ グレミオの快進撃は、選手としても34年前にチームをリベルタドーレス杯初優勝に導いた経験を持つレナト・ガウーショ監督の功績抜きには語れない。
 気性の激しい美男子選手としてならした現役時代同様、伊達男風の風貌の同監督は、会見でも時に挑発的な言動が目立つが、それがメディアなどの外部圧力を一手に引き受け、チーム内の結束を強める方向に作用した。
 同監督は、FWルアンやMFアルトゥールなどの育成チームからの生え抜き選手を、ブラジル代表に招集されるまでに成長させる一方、他チームで出番を失っていたために安価で獲得した、DFエジウソンやMFシセロらが持つ本来の力を引き出し、チームに融合させた。
 シーズン後半の過密日程も、大胆な選手入れ替え策でしのぎ、最も疲労が蓄積されているはずのリベルタドーレス杯決勝で2連勝を果たすほどの余力を残した。今回の優勝で、レナト監督は、ブラジル人初の、選手としても監督としてもリベルタドーレス杯を制した人物となった。 次なる目標は、UAEでのクラブ世界一 南米大陸王者の称号を得たグレミオは、6日にアラブ首長国連邦(UAE)で開幕するクラブW杯に出場する。南米王者はシードされ、グレミオの登場は12日の準決勝からとなる。 日本の本田圭佑所属のパチューカ(メキシコ)は、初戦のウィダード・カサブランカ(モロッコ)に勝利すると、グレミオとの対戦となる。 井戸 規光生

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