俊輔、磐田で指導者の顔　若手交えて居残り練習１時間 - サッカー魂

俊輔、磐田で指導者の顔　若手交えて居残り練習１時間

俊輔、磐田で指導者の顔　若手交えて居残り練習１時間 10/26(木) 16:56配信

磐田・中村俊輔（写真：夕刊フジ）　サッカー天皇杯準々決勝（２５日）で、横浜が相手のオウンゴールによる１点を守り切り磐田を破った。

　横浜の本拠地ニッパツ三ツ沢球技場は、ウイークデーでおまけに土砂降りの雨にも関わらず、９６９６人の大入り。前日に磐田の名波監督が「俊輔を使う」と“予告”していたからだ。

　実際、昨年まで通算１３年間横浜に在籍し、今季磐田に移籍したＭＦ中村俊輔（３９）には両チームのサポーターから熱い視線が送られていた。

　先発して攻守に奮闘し後半３１分に交代した中村は、「もっと早く交代する予定だったが、プレーさせてほしいと名波さんに直訴した」「負けたことは悔しいが、ジュビロ磐田として有意義な試合だった」と充実感を漂わせた。

　今季は張り切りすぎたのか、５月に“伝家の宝刀”である左足の太もも裏を肉離れ。毎試合のフル出場は厳しい状況だ。

　磐田では「居残り練習は２０分」（名波監督）というルールがあるが、中村は連日１時間近く取り組んでいる。横浜では多くの若手が「恐れ多くて近寄れない」と敬遠していた中村の居残り練習に、磐田では多くの選手が参加している。「うまくなりたきゃ、来るでしょ。見よう見まねでいいんだから」と中村はにっこり。この試合でも、居残り練習のメンバーであるＭＦ上田に試合中のＦＫを喜んで譲った。

　９月１０日に第５子が誕生。子だくさんの中村は近い将来の指導者転身に向けても、着々と準備を進めている。

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