W杯“秘密兵器”候補の20歳SB ハリルも認める「他の人が持っていない」両足のキック精度 - サッカー魂
W杯“秘密兵器”候補の20歳SB ハリルも認める「他の人が持っていない」両足のキック精度
W杯“秘密兵器”候補の20歳SB ハリルも認める「他の人が持っていない」両足のキック精度 2017/12/5(火) 16:55配信
W杯“秘密兵器”候補の20歳のSB初瀬亮【写真:Getty Images】 現代表メンバー最年少の初瀬、サイドバックの“出世コース”を歩めるか 近年の日本代表サイドバックの“コアメンバー”は、20代前半までにA代表デビューを果たしたケースが目立つ。2008年1月に19歳で初キャップを刻んだDF内田篤人(ウニオン・ベルリン)に始まり、DF長友佑都(インテル)が08年5月に21歳で、DF酒井宏樹(マルセイユ)が12年5月に21歳で、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)も12年9月に21歳で初出場を果たしている。
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2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)出場を果たした、この“海外組カルテット”が長く日本代表SBとして活躍してきたところに、現在はDF車屋紳太郎(川崎フロンターレ)ら国内組が挑む形となっているが、今回のE-1選手権ではそんな“出世コース”を歩む可能性のある、東京五輪世代のSBが招集された。
招集メンバーで最年少となった20歳のガンバ大阪DF初瀬亮は、4日の初トレーニングを終えた後、「楽しみでしかないですし、もう失うものがないので、本当に吹っ切れてやれるかなと思います」と意気込みを語った。G大阪2年目の今季はリーグ戦19試合に出場。シーズン終盤には5試合連続スタメンを飾り、5月のU-20ワールドカップで世界大会も経験するなど、さらなる飛躍の予感が漂う1年を過ごした。
A代表初選出ながら、見据えるのはもちろん来夏のW杯出場だ。「この東アジア(E-1選手権)で1位になることによってW杯にも近づけると思いますし、ゼロではないと思う。少しでも可能性を広げられるかは自分次第」と、国内組で挑む今回のE-1選手権でのデビューを目指す。そのためにはバヒド・ハリルホジッチ監督が選手に求めるデュエルを「自分としての課題なので意識してやりたい」と語る一方、自らの武器である「他の人が持っていない両足で蹴れる部分」を追求したいと明かしている。 セットプレーを「蹴らせてもらえるなら…」 元々は右利きの初瀬だが、中村俊輔(ジュビロ磐田)に憧れて練習を重ねたという左足のキックは、今や右足と遜色のない精度を誇る。ハリルホジッチ監督も「両足が使えて、いいキックを持っている」と語っており、「守備よりも攻撃で面白い選手」と評価。今回の合宿を通じて多少守備面で物足りなさを感じたとしても、「SBだけではなく、中盤でもプレーできる」とも語っているため、代表デビューを果たす可能性は十分にありそうだ。
近年の日本代表はセットプレーからの得点が少ないことが大きな課題になっているが、ハリル監督から直々にキッカー候補としても名前を挙げられた。「蹴らせてもらえるなら蹴りたい」と語る初瀬が、近年のA代表SB陣とは一味違う武器で鮮烈なインパクトを残せば、一躍ロシアW杯に向けた“秘密兵器”として名乗りを挙げるかもしれない。 フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
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