なぜ“日韓のメッシ”は違う道へ? 元バルサコンビを韓国紙特集「出発点の重みは雲泥の差」 - サッカー魂
なぜ“日韓のメッシ”は違う道へ? 元バルサコンビを韓国紙特集「出発点の重みは雲泥の差」
なぜ“日韓のメッシ”は違う道へ? 元バルサコンビを韓国紙特集「出発点の重みは雲泥の差」 2017/11/30(木) 21:40配信
元バルサコンビ、久保建英とイ・スンウはなぜ異なる道を歩むことになったのかと韓国紙が報道【写真:Getty Images】 16歳FW久保がFC東京で、19歳FWイ・スンウはヴェローナでトップチームデビュー 海外メディアで“日本のメッシ”や“韓国のメッシ”と称され、大きな注目を集めた日韓の若きアタッカーがいる。J1・FC東京に在籍する16歳の日本人FW久保建英、セリエAヴェローナに在籍する19歳の韓国人FWイ・スンウだ。韓国紙「スポーツ朝鮮」は、かつてともにバルセロナ下部組織に在籍した二人の歩みに注目。「日韓のメッシは、なぜ異なる道を歩くことになったのか」と特集を組んでいる。
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「しばらくの間、韓日サッカー界が自国のメッシに浮かれていた時期があった。韓国では“韓国のメッシ“に期待し、”日本のメッシ“も日本サッカー界の未来であった。2015年3月以前までの風景だ」
そう報じたのは「スポーツ朝鮮」紙だ。久保とイ・スンウは、ともにバルセロナの下部組織に所属。しかし2015年4月、バルセロナに18歳未満の外国籍選手獲得・登録に違反があったとして、国際サッカー連盟(FIFA)がクラブに処分を下している。この結果、FIFAはクラブの未成年対象選手が18歳になるまで公式戦の出場を許可しない旨を発表した。
その余波を受けた一人が久保であり、2015年3月よりFC東京U-15むさしに加入。一方のイ・スンウも18歳になる2016年1月までバルサ下部組織での公式戦に出場できなかった。その後、イ・スンウは16年1月14日にバルサBでプロデビューを果たし、今年9月にヴェローナのトップチームでセリエAデビュー。久保はFC東京のトップチームに昇格し、今年11月26日のサンフレッチェ広島戦でJ1史上3番目年少記録16歳5カ月22日のプロデビューを飾っている。 両者の立場を分けた要因は…「運」 同記事では、久保より3歳年上のイ・スンウが欧州トップリーグで挑戦を続けている事実を評価。年齢差はあるものの、バルサ下部組織という共通点を持つ二人の立場が変わったとしている。
「セリエAのヴェローナで主力争いを繰り広げているイ・スンウと異なり、久保は広島戦の後半から途中出場でプロデビューを行った。(トップチームでの)プロデビューの年齢を計算すれば、久保がイ・スンウに比べて3年が早かったが、出発点の重みは雲泥の差だ」
もっとも、当時の久保について「とても幼かった。18歳になる2019年6月まで持ちこたえることは事実上困難であった」と言及。日本復帰は自然な流れと見ており、両者の立場を分けた要因は年齢という「運」と指摘した。
プロという同じ土俵の上に立った日韓のメッシ。同記事では「こうしてプロという道の上で再び会う」と、近い将来の邂逅が期待されている。 フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
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