島袋奈美恵(前橋育英)「スピードで世界へ」 なでし - サッカー魂
島袋奈美恵(前橋育英)「スピードで世界へ」 なでし
島袋奈美恵(前橋育英)「スピードで世界へ」 なでしこ・INAC神戸入団 上毛新聞 12/6(火) 6:00配信 ツイートシェアする
入団会見で活躍を誓う島袋=前橋育英高 前橋育英高は5日、日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部のINAC神戸レオネッサへ入団が内定したFW島袋奈美恵の記者会見を同校で行った。女子サッカー部を2009年に創設して以来、初のプロ入り。島袋は「親に恩返ししたかった。スピードを生かして世界と戦える選手になりたい」と力強く決意表明した。 ◎女手一つで4人育てた闘病の母に恩返し 島袋は兄、弟、妹の4人きょうだいで、兄の姿に憧れて小学3年時にサッカーを始めた。伊勢崎市の陸上大会で100メートルの記録を塗り替えるほどの俊足が同校の大手真智子監督の目に留まって進学。1年時から試合に出て、初の全日本高校女子選手権出場を決めるなど「新しい歴史をつくってくれた」(大手監督)。 今夏のインターハイ切符を懸けた6月の関東大会準決勝では、2得点1アシストの活躍を見せ逆転勝ちの立役者に。試合を観戦していたINAC神戸の高藤順強化担当は「『神ってる』プレーを見せてくれた。参加してもらった3日間の練習でもスペースへの飛び出しが素晴らしく、1点でも多くチームの得点に絡んでほしい」と期待を寄せた。 母の高江洲リリさんはペルー出身で、働きながら女手一つで子ども4人を育ててきた。金銭的に余裕があるとはいえなかったが、小学生時代に島袋が弟と一緒にクラブチームに入りたいと言った時も嫌な顔一つしなかった。この1年間は闘病生活を送っており、島袋は「就職するか迷った」が、プロ入りを手放しで喜んでくれたという。 神戸のユニホームに袖を通した島袋を見たリリさんは、誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントもいらないからサッカーを続けさせてほしいと頼まれた当時を思い出し、「ここまでこられるとは思っていなかった。赤がよく似合っている。夢がかなって本当にうれしい」と声を震わせた。 島袋は9月にU―18(18歳以下)日本代表候補トレーニングキャンプに初参加し、今後の目標は世代別代表からのなでしこ入り。目標とする選手に神戸でも活躍した澤穂希さんを挙げ、「澤さんのように『苦しい時は私の背中を見なさい』と言えるような選手を目指す」と目を輝かせた。 《プロフィル》 しまぶくろ・なみえ 1998年6月10日生まれ、伊勢崎市出身。伊勢崎SFCイレブン―AAC高崎ホワイトスター。好きな食べ物はグラタン。利き足は右。155センチ、48キロ。
<画像検索>
1.ニュース一覧へ
0.サッカー魂TOP
Copyright(C) サッカー魂 soccer-soul.net 2012 All Rights Reserved