鹿島・金崎、決勝進出ヘッド!“造反エース”がハリル - サッカー魂
鹿島・金崎、決勝進出ヘッド!“造反エース”がハリル
鹿島・金崎、決勝進出ヘッド!“造反エース”がハリル監督の前で一撃 サンケイスポーツ 11/24(木) 7:00配信 ツイートシェアする 明治安田チャンピオンシップ準決勝(23日、川崎0−1鹿島、等々力)J1の年間優勝を争うトーナメントが開幕。鹿島(年間勝ち点3位、第1ステージ優勝)が川崎(同2位)を1−0で破り、浦和(同1位、第2ステージ優勝)との決勝に進出した。鹿島は後半5分、元日本代表FW金崎夢生(むう、27)が頭で先制し、川崎の反撃を無失点で守り抜いた。ホームアンドアウェー方式の決勝第1戦は29日にカシマスタジアム、第2戦は12月3日に埼玉スタジアムで行われる。川崎は年間3位が決まった。
右腕に力を込めて「ダ〜」。後半5分、FW金崎がDF山本の左クロスに合わせ、捨て身のダイビングヘッド。ボールはGK鄭成龍の手をかすめゴール右隅へ。駆けつけたサポーターの前で何度もガッツポーズを見せ、歓喜の雄たけびを上げた。
「やっと入った。いいボールだったので合わせるだけだった。(山本が)好きだ。片思いだけどね」
普段は多くを語らない恥ずかしがり屋のエースは、いつになく冗舌だった。
2トップの一角として先発出場。前半こそシュート1本に終わったが、両チーム最多となる31回のスプリント(時速20キロ以上のダッシュ)を見せ、攻撃を牽引(けんいん)。後半は最初の決定機を頭でねじ込んだ。第2ステージ15戦2得点と不振にあえいでいた金崎。9月25日新潟戦(◯2−0)以来の得点は約2カ月ぶりのゴールだ。
8月20日の湘南戦で石井監督に交代を命じられ反発。これを見たハリルホジッチ監督は、代表からの“無期限追放”を公言した。金崎は「これまでも言いたいことは言ってきたけど、あの場面でやったのは悪いと思った」と猛反省。代表の指揮官が視察する大一番で、成長ぶりをアピールした。
オフに、新車を購入することを楽しみにしている。すでにディーラーに見積もりを出してもらっているが、金額面で折り合いがつかず。実は「俺がゴールしたら値引きしてくれるかな」と先方と交渉していた。この日の川崎戦ではDFエドゥアルドとの駆け引きを制して決勝弾。今度は新車購入のための“駆け引き”で結果を残すつもりだ。
金崎は自身を「子供」と称すほどのやんちゃ小僧。しかし「この1年間、(監督の)石井さんの下に集まってやってきた。結果を出せるように頑張りたい」と今ではエースの風格さえ漂う。年間3位のチームが同1位の浦和を倒す“下克上”に向け、舞台は整った。
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